INDEX関数の使い方
Excel(エクセル)のINDEX関数は、指定された行と列が交差する位置にあるセルの参照(セルの場所)を返します。また、配列形式でINDEX関数を使用した場合、セルの参照ではなく配列の要素の値を返します。
できること
指定した位置にあるセルの参照または値を求める
Excelの対応バージョン
Excel2010、Excel2007、Excel2003、Excel2002
アドイン
必要なし
項目 | 詳細 |
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書式 |
INDEX(範囲, 行番号, 列番号, 領域番号) |
範囲 (必須) |
1 つまたは複数のセルの参照を指定します。 重要複数の範囲を指定する場合は、範囲を()で囲み、構成するそれぞれの領域を「,」で区切ります。 |
行番号 (必須) |
範囲内のセル参照を返すセルの行位置を数値で指定します。 |
列番号 (必須) |
範囲内のセル参照を返すセルの列位置を数値で指定します。 |
領域番号 (省略可) |
複数の領域を指定した場合のみ数値で指定します。最初の選択した領域が 1 になり、次の領域が 2 になります。 重要省略した場合は、1 として処理されます。 |
INDEX関数の使用例
式 | =INDEX((A3:B7,D3:E7), 3, 2, 2) |
結果 71 |
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説明 |
2つある領域の内、B君の領域「D3:E7」の中で上から3番目(行)、2列目の英語の点数を求めます。計算結果は、セル参照「E5」のため「E5」に入力されている値が返されます。 |
式 | =INDEX({"国語",80;"社会",86;"英語",60;"数学",62;"理科",72}, 2, 2) |
結果 86 |
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説明 |
上記表のA君の領域「A3:B7」を配列で表した式で、2行目で2列目の社会の点数を求めます。配列で指定する場合は、複数の配列の指定ができないため領域番号は使用しません。 |
その2「結果を参照として使う」
式 | =SUM(B4:INDEX((A3:B7), 5, 2)) |
結果 194 |
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説明 |
理系の教科「B4:B6」の合計を求めます。INDEX関数をセル範囲形式で指定した場合、上から5番目で2列目の理科の点数がセル参照「B6」として求められます。SUM(B4:72)ではなく、SUM(B4:B6)として処理されます。 |