CELL関数の使い方
Excel(エクセル)のCELL関数は、セルの書式、位置、または内容に関する情報を求めます。「検査の種類」で返す内容を指定できます。
できること
セルの書式、位置、内容を求める
Excelの対応バージョン
Excel2010、Excel2007、Excel2003、Excel2002
アドイン
必要なし
項目 | 詳細 |
---|---|
書式 |
CELL(検査の種類,対象範囲) |
検査の種類 (必須) |
求めたいセル情報の種類を下記表から指定します。 重要文字列は、「 " 」で囲みます。 |
対象範囲 (省略可) |
情報が必要なセルを指定します。 重要省略した場合は、最後に変更されたセルが対象になります。 |
求めたいセル情報「検査の種類」
検査の種類 | 戻り値の簡易説明 |
address | 対象範囲の左上隅にあるセル参照を表す文字列 |
col | 対象範囲の左上隅にあるセルの列番号 |
color | 負の数を色で表す書式がセルに 設定されている場合は 「1」 設定されていいない場合は 「0」 |
contents | 対象範囲の左上隅にあるセルの値 |
filename | 対象範囲を含むファイルのフル パス名 保存されていない場合は、「""」(空白文字列) |
format | セルの表示形式に対応する文字列定数 戻り値は下記表参照 |
parentheses | 正の値またはすべての値をかっこで囲む書式がセルに 設定されている場合は 「1」 設定されていない場合は 「0」 |
prefix | セルの文字位置に対応する文字列定数 セルが左詰めの文字列 「'」(単一引用符) 右詰めの文字列 「"」(二重引用符) 中央揃えの文字列 「^」(キャレット) 両揃えの文字列 「¥」(円記号) それ以外のデータ 「""」(空白文字列) |
protect | セルがロック されていない場合は 「0」 されている場合は 「1」 |
row | 対象範囲の左上隅にあるセルの行番号 |
type | セルに含まれるデータのタイプに対応する文字列定数 空白の場合 「b」 文字列 「l」 その他の値 「v」 |
width | 小数点以下を切り捨てた整数のセル幅 |
式 | =CELL("prefix",A2) |
結果 ^ |
---|---|---|
説明 |
文字列の中央揃い「prefix」を調べます。 |
引数が「format」の場合の戻り値
Excelの表示形式 | 戻り値 | Excelの表示形式 | 戻り値 |
全般 | G | m/d/yy | D4 |
0 | F0 | m/d/yy h:mm | D4 |
#,##0 | ,0 | mm/dd/yy | D4 |
0.00 | F2 | d-mmm-yy | D1 |
#,##0.00 | ,2 | dd-mmm-yy | D1 |
$#,##0_);($#,##0) | C0 | d-mmm | D2 |
$#,##0_);[赤]($#,##0) | C0- | dd-mmm | D2 |
$#,##0.00_);($#,##0.00) | C2 | mmm-yy | D3 |
$#,##0.00_);[赤]($#,##0.00) | C2- | mm/dd | D5 |
0% | P0 | h:mm AM/PM | D7 |
0.00% | P2 | h:mm:ss AM/PM | D6 |
0.00E+00 | S2 | h:mm | D9 |
# ?/? または # ??/?? | G | h:mm:ss | D8 |
式 | =CELL("format",A2) |
結果 D1 |
---|---|---|
説明 |
日付の表示書式を求めます。 |