MROUND関数の使い方
Excel(エクセル)のMROUND関数は、指定された値の倍数になるように、数値を切り上げまたは切り捨てて丸めます。数値を倍数で割った余りによって切り上げか切り捨てかが決まります。
できること
指定値の倍数に切り上げるまたは切り捨てる
Excelの対応バージョン
Excel2010、Excel2007、Excel2003、Excel2002
アドイン
分析ツール(Excel2003、Excel2002)
項目 | 詳細 |
---|---|
書式 |
MROUND(数値,倍数) |
数値 (必須) |
丸めたい数値を指定します。 |
倍数 (必須) |
丸める基準となる数値を指定します。 重要数値と異なる符号を指定するとエラーになります。 |
MROUND関数の使用例(その1)
式 | =MROUND(A2,0.2) |
結果 1.8 |
---|---|---|
説明 |
0.2を基準にして数値を丸めます。 |
使用例(その2)「切り上げか切り捨てかの基準」
式 | =MROUND(1007,5) |
結果 1,005 |
---|---|---|
説明 |
1007÷5の余りは「2」のため、基準倍数「5」の半分以下のため切り捨てになります。 |
式 | =MROUND(1008,5) |
結果 1,010 |
---|---|---|
説明 |
1008÷5の余りは「3」のため、基準倍数「5」の半分以上のため切り上げになります。 |