IRR関数の使い方
Excel(エクセル)のIRR関数は、一連の定期的なキャッシュフローから内部利益率を求めます。定期的でないキャッシュフローから内部利益率を求める場合はXIRR関数を使用します。
できること
定期的な内部利益率を求める
Excelの対応バージョン
Excel2010、Excel2007、Excel2003、Excel2002
アドイン
必要なし
項目 | 詳細 |
---|---|
書式 |
IRR(範囲, 推定値) |
範囲 (必須) |
セル範囲または配列を指定します。範囲には、支払い(負の値)と収益(正の値)が各 1 つ以上含まれている必要があります。 重要入力されている値の順序は、キャッシュフローの順序だと見なされます。 |
推定値 (省略可) |
計算結果の予想値を指定します。ほとんど入力する必要はありません。省略した場合「0.1」として処理されます。 重要計算結果の誤差が 0.00001% になるまで反復計算が実行しますが、20回までに適切な解が求められない場合エラー値「#NUM!」が返されます。エラー値「#NUM! 」の場合に推定値を指定して、適切な計算結果を求めることができます。 |
IRR関数の使用例
式 | =IRR(B2:B7) |
結果 2% |
---|---|---|
説明 |
100万円を5年間投資した場合の内部利益率を求めます。初期投資金額は支払いになるためマイナスで入力する必要があります。 |
式 | =IRR(B2:B5, -0.3) |
結果 -32% |
---|---|---|
説明 |
100万円を3年間投資した場合の内部利益率を求めます。推定値を省略した式では、エラー値「#NUM!」が返されるため推定値「-0.3」を加えて計算を行う必要があります。 |