FLOOR.PRECISE関数の使い方
Excel(エクセル)のFLOOR.PRECISE関数は、最も近い基準値に切り下げた元の数値を超えない数値を返します。倍数の絶対値を使用するので、数値や基準値の符号が異なる場合でも切り下げられます。
できること
基準値の倍数に近い値に切り捨てる(正負に関係なく)
Excelの対応バージョン
Excel2010
アドイン
必要なし
項目 | 詳細 |
---|---|
書式 |
FLOOR.PRECISE(数値,基準値) |
数値 (必須) |
切り下げ対象となる数値を指定します。 |
基準値 (省略可) |
倍数の基準となる数値を指定します。 重要省略した場合、既定値は 1 になります |
FLOOR.PRECISE関数の使用例(その1)
式 | =FLOOR.PRECISE(A2,-0.2) |
結果 1.6 |
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説明 |
数値と異なる符号の基準値「-0.2」を指定してもエラーになりません。FLOOR関数の場合はエラー値「#NUM!」が返されます。 |
使用例(その2)「基準値の省略」
式 | =FLOOR.PRECISE(-1008.123) |
結果 -1,009 |
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説明 |
基準値を「1」として、元の数値より小さい値に切り捨てられます。基準値を省略した場合はINT関数と同様の動きをします。 |